栄養満点の青魚!ぶりを犬に与えても大丈夫?注意点とメリット

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愛犬に人間の食べ物をおすそ分けしたいと考える飼い主の方は多いのではないでしょうか。犬にぶりを与えても大丈夫なのか気になっている方もいるかもしれません。

犬にぶりを与えることは、適切な量や調理法を守れば問題ありません。しかし、与え方によっては失敗や後悔につながる可能性もあります。特に、生のぶりや血合い、レシピに使う調味料、ぶりの皮には注意が必要です。

また、腎臓に持病がある犬への影響や、適切な量なども気になるところです。この記事では、犬にぶりを与える際の注意点やメリット、正しい与え方について詳しく解説します。

  • 犬にぶりを与えることのメリットとデメリット

  • 犬に与える際の注意点や正しい調理法

  • 避けるべき、ぶりレシピや危険な部位

  • 与えて良い魚と悪い魚の違い


犬にぶりは与えても大丈夫?

  • 犬にぶりを与えるメリットとは

  • ぶりは犬の健康維持に役立つ栄養素が豊富

  • 犬にぶりを与える際の注意点

  • アレルギーの可能性に注意

  • 生のぶりを与えるのは避ける

  • 過剰摂取によるデメリット

  • ぶりを調理する際のポイント

犬にぶりを与えても良いのか疑問に思うかもしれません。結論から言うと、犬にぶりを与えることは可能です。ただし、与える際にはいくつかの注意点があります。犬にとって、ぶりは健康に良い栄養素をたくさん含んだ食材の一つです。しかし、人間の食事と同じように与えてしまうと、犬の健康を損ねる原因にもなりかねません。ここでは、犬にぶりを与えることのメリットとデメリットについて解説します。

犬にぶりを与えるメリットとは

犬にぶりを与えることには、いくつかのメリットがあります。まず、ぶりは良質なタンパク質を豊富に含んでおり、犬の健康な体づくりをサポートします。筋肉や骨、皮膚、被毛を健康に保つために、タンパク質は不可欠な栄養素です。

また、ぶりにはオメガ3脂肪酸であるDHAやEPAも含まれています。これらの成分は、犬の脳機能や神経系の健康を維持する上で重要な役割を果たし、心臓病などの病気を予防する効果も期待されています。

ぶりは犬の健康維持に役立つ栄養素が豊富

ぶりには、前述のタンパク質やDHA、EPAの他にも、犬の健康維持に役立つさまざまな栄養素が含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、丈夫な骨や歯を形成するのに役立ちます。また、ビタミンB群はエネルギー代謝をスムーズに行うために必要な栄養素です。

さらに、ぶりには、抗酸化作用のあるビタミンEも含まれています。これは体内の酸化を防ぐ働きがあり、免疫力の向上にもつながるでしょう。これらの栄養素がバランス良く含まれているため、適切な量を守って与えれば、犬の健康に良い影響を与えます。

犬にぶりを与える際の注意点

犬にぶりを与える際は、健康な犬であっても細心の注意を払う必要があります。特に、塩分や調味料が加えられた人間用の味付けのぶりは与えないようにしてください。犬は人間よりも塩分を体外に排出する機能が低いため、過剰な塩分摂取は心臓や腎臓に大きな負担をかけてしまいます。

また、ぶりには脂肪分が多いため、与えすぎると消化不良や下痢、嘔吐を引き起こす可能性があります。さらに、特定の成分に対してアレルギー反応を示す犬もいるため、与える際は少量から試すようにしましょう。

 

アレルギーの可能性に注意

犬にぶりを与える際は、まず少量から与えるのが重要です。個体によっては、ぶりに対してアレルギー反応を示す場合があります。食物アレルギーの症状には、皮膚のかゆみや赤み、発疹、下痢、嘔吐などがあります。

これらの症状が見られた場合は、すぐにぶりを与えるのをやめ、獣医師に相談してください。過去に魚介類でアレルギー反応を起こしたことがある犬には、特に注意が必要です。

生のぶりを与えるのは避ける

犬に生のぶりを与えることは避けるべきです。生の魚には、アニサキスなどの寄生虫や細菌が含まれている可能性があります。これらを犬が摂取すると、消化器系の疾患を引き起こしたり、食中毒の原因になったりする場合があります。

また、生のぶりにはビタミンB1(チアミン)を分解する酵素「チアミナーゼ」が含まれています。チアミナーゼを大量に摂取すると、ビタミンB1欠乏症を引き起こす可能性があります。ビタミンB1欠乏症になると、ふらつきや食欲不振、けいれんなどの神経症状が現れることがあります。

これらの理由から、ぶりを犬に与える際は、必ず加熱調理をしてください。十分に加熱することで、寄生虫や細菌は死滅し、チアミナーゼも失活します。

過剰摂取によるデメリット

犬にぶりを過剰に与えることは避けるべきです。過剰摂取は肥満の原因になるだけでなく、膵炎を引き起こす可能性があります。ぶりは脂肪分が多いため、大量に摂取すると消化に負担がかかり、膵臓に炎症を起こすことがあるのです。

特に、もともと肥満傾向にある犬や、消化器系が弱い犬には、与えすぎないようにしてください。また、尿路結石の原因となるミネラルを多く含むため、すでに結石を患っている犬には与えない方が安全です。

ぶりを調理する際のポイント

犬にぶりを与える際は、まず新鮮なものを選び、必ず加熱してください。加熱方法は、茹でるか蒸すのがおすすめです。このとき、味付けは一切せず、調味料も使用しないでください。

調理したぶりは、骨や皮を丁寧に取り除き、細かくほぐして与えます。骨は喉に刺さる危険性があり、消化不良の原因にもなりかねません。また、ぶりの皮には消化しにくい脂質が含まれているため、取り除く方が良いでしょう。

 

犬にぶりを与えるなら適切な量と調理法が重要

  • 犬にぶりを与える適切な量

  • ぶり以外の魚も与えていい?

  • 魚を与える際の注意点

  • 魚の骨は必ず取り除く

  • 魚の油は摂りすぎない

  • 犬にぶりを与えるときの注意点まとめ

ここでは、犬にぶりを与える際の適切な量や、他の魚を与える際の注意点について解説します。適切な量と調理法を知ることは、犬の健康を守る上で非常に重要です。

犬にぶりを与える適切な量

犬にぶりを与える際は、適量に留めることが大切です。犬の体重や活動量、健康状態によって適切な量は異なりますが、一般的には、1日に与える食事全体の10%以内にするのが良いとされています。

おやつや副食として少量を与える程度に留めるのが安全です。例えば、体重5kgの犬の場合、1日に与えて良いぶりは10〜20g程度が目安となります。

ぶり以外の魚も与えていい?

ぶり以外にも、犬に与えても良い魚は多く存在します。例えば、鮭、たら、まぐろ、かつおなどが挙げられます。これらの魚も、ぶりと同様に良質なタンパク質やDHA、EPAなどを豊富に含んでいます。ただし、与える際は、ぶりと同じように、必ず加熱して骨を取り除き、無塩で与えるようにしましょう。

一方、与えてはいけない魚介類も存在します。以下に代表的な魚介類とその理由を表にまとめました。

魚介類の種類 与えてはいけない理由
イカ・タコ・エビ・カニ 消化不良を引き起こす可能性があり、甲殻類アレルギーの原因にもなる
カキ・アサリ・シジミなど貝類 消化しにくく、細菌や寄生虫が含まれている可能性がある
サバ・イワシ・サンマなど青魚 脂肪分が多いため過剰摂取は消化器に負担をかける可能性がある

魚を与える際の注意点

犬に魚を与える際は、前述の通り、必ず加熱して与えてください。生で与えると、寄生虫や細菌による食中毒のリスクが高まります。また、魚はアレルギーの原因になることもあるため、初めて与える際は少量から試し、体調に変化がないか注意深く観察することが大切です。

魚の骨は必ず取り除く

魚の骨は、犬に与える際に最も注意が必要な点です。小さな骨であっても、喉や消化管に刺さったり、詰まったりする危険があります。これが原因で、犬が呼吸困難になったり、内臓を傷つけたりする可能性も否定できません。

そのため、犬に魚を与える際には、必ず骨を一本残らず丁寧に取り除いてください。加熱して身をほぐすことで、骨を見つけやすくなります。

魚の油は摂りすぎない

魚の油、特に青魚に多く含まれる脂肪は、良質な栄養素ですが、摂りすぎると消化不良や下痢、嘔吐の原因になります。特に、脂質の代謝が苦手な犬や、膵炎を患ったことがある犬には注意が必要です。

過剰な脂肪摂取は、体重増加や肥満にもつながるため、魚を与える際は、身の部分を少量に留め、脂質の摂取量を調整することが大切です。

犬にぶりを与えるときの注意点まとめ

犬にぶりを与える際は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 必ず加熱調理をする

  • 骨と皮はすべて取り除く

  • 味付けはしない

  • 少量から試して様子を見る

  • 与えすぎると肥満や膵炎につながる

  • 生のぶりは寄生虫や細菌のリスクがある

  • ぶりは腎臓に持病がある犬には負担になる可能性がある

  • アレルギーの症状が出た場合はすぐに与えるのをやめる

  • 適切な量は1日の食事の10%以内が目安

  • 人間用の味付けのものは絶対に与えない

  • 骨や皮を取り除く際は十分に注意する

  • 良質なタンパク質やDHA・EPAが摂取できる

  • ぶり以外の魚も適切な与え方をすれば大丈夫

  • 犬にぶりを与えることはメリットとデメリットを理解することが重要

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